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かめぢから的 ハコガメの育て方
コツは手間隙かけてマメにメンテナンスすること。
ハコガメの飼育方法語ります。最も流通量が多いベビーサイズに合わせた飼
育方法, しっかりと育て上げるポイントを抑えときましょう。
基本はミズゴケ床材に水パッド
ベビーサイズ(最も流通の多いCBベビー)の飼育方法はガラス水槽にミズゴケを敷き詰め、水パッドを置き、保温する。
以上です。なんと、今回はわずか2行で説明が終わってしまいました。無理やり話を広げていくことにしましょう。
まず、ハコガメCBの飼育方法としてプラケに水を浅く張り飼育する方法がよく用いられますが、この方法でハコガメの飼育
の楽しさをどう味わうのか謎です。プラケ水張りはあくまでストックしておく環境であり、飼育を楽しむ方法とは別だと考え
るのが妥当でしょう。プラケ水張り飼育はメンテナンスが楽に行える利点がありますが、甲羅の成長異常、個体のストレス
からの拒食などを誘発することがあるので注意が必要です。多少手間はかかりますが、ミズゴケを用いて美しくレイアウ
ト、がっちり成長、そしてハコガメ本来の魅力を引き出した飼育をしましょう。

上のレイアウトを参考にしておくれ。
明日からでも実行できるレイアウトです。水槽に湿らせたミズゴケを敷き詰め園芸用のお皿を水パッドにします。あとは流
木や落ち葉をいれてシェルターを作ればレイアウトは完成です。園芸用の水パッドは深すぎず浅過ぎない物を設置してく
ださい。水パッドが浅いと水がすぐにこぼれ落ち無くなります。深いとカメが出れなくなります。場合によっては流木のかけ
らなどを水皿の中にいれカメの出入りを手助けしてあげましょう(流木で水皿の段差を埋める)。ミズゴケ(水苔)は園芸用
のものが利用できます。一番のお勧めはケイヨーから発売されている物です(画像右)。この水苔が一番品質が良く、弾
力性があり、長持ちします。同じ水苔でもメーカーによりクオリティーに差があるので注意しましょう(棘やわけわからん物
体が混入している物多数)。水苔は水で一度戻し、強めに絞って使用しましょう。2〜3cmくらいの厚さで敷けばOKです。
水苔はケイヨーで決まり。ケイヨーD2に売ってるよ。
なぜ水苔がいいか。水苔の利点を説明します。まず、カメが潜れること。カメは水苔に潜って落ち着きます。スト
レス軽減にもなります。カメが潜ることにより、水苔に染みこんだ水分が均等にカメの甲にかかり、ムラの無い甲
羅の成長を実現できます。保温面でも底面ヒーターからの熱を伝えやすく水苔がそのままシェルターになること
によりしっかりとした保温が行えます。
保温はどうすんだ!?
底面ヒーターと暖突でOKです。爬虫類用紫外線灯、メタハラ(Rex UV ONEで一部分を照らすと良い)も設置しましょう。
底面ヒーターは内部直付け型のスーパー1(みどり商会)、外付け型のピタリ適温(みどり商会)、ナラベルト(みどり商
会)、マルチパネルヒーター(トリオ)など、好みに合わせてチョイスしてください。当店では特注のナラベルトで水槽を3つま
とめて保温しています。同時に数個の水槽の保温ができるナラベルトは便利です(サイズ、長さなど特注で作れます)。
上部からは赤外線保温の暖突で水槽の半分部分を目安にに保温すると良いでしょう。冬期にはハロゲンなどを増設する
と良いです。ハコガメコレクションなどをしている方は飼育水槽を大型のガラス温室などに並べて管理/保温するのも良い
でしょう。保温することにより水苔内部の水分が蒸散されます。定期的に霧吹きを行い一定の湿り気を保ちましょう。
餌やり/メンテナンスをしましょう。
ハコガメベビーへの餌やりは水中で行います。ここで水皿が役立つわけです。慣れた個体は餌の時間になると水皿に突
撃してくるようになりますが、まずはカメを水皿に置いてあげて餌を与えましょう(水苔に潜っているカメを出して水皿に入
れ、そこに餌を投げ込む)。餌は配合飼料、乾燥エビ、ピンクマウス(刻む)、ミミズ、馬力(馬のハツ)、コオロギS(半殺し
にする)などを与えます。最初から配合に餌付けは良いのですが、餌付かない個体も多いのでまずは食べる餌から与え
ます。最終的には配合飼料に餌付きます(当店で過去販売/飼育した個体で配合に餌付かなかった個体はいません。な
にごとも根気とカメを観察することが大切です)。一通りカメが餌を食べ終わったら水皿を取り出し、綺麗に洗い新しい水を
入れた状態で戻します。給餌→食後にすぐ水皿を洗う。水皿をうまく餌場にすれば水槽は必要以上には汚れません。
餌を食べていないハッチリングベビーを入手しちゃった場合。
国内CBの流通も増えてきましたハコガメ。ただし餌を食べていないベビーが流通することも多くなってきていま
す。まずは上記の方法で飼育してください。最初は水苔に潜っていることがほとんどです。水皿に移して給餌を
試みるもダメな場合。そのまま放置してください(保温設備はしっかりしておく。気温29℃前後をキープ)。
毎日観察します(というか可能な限り観察)。ある日、カメが水苔から出てきてトコトコ歩いていたりします。この
時に給仕すると餌を食べてくれることが多いです(高確率)。深夜に水苔から出てきていることもあります。メタハ
ラを照射していたら光を浴びに出てくることもあります。
水苔に潜っているはずのカメが自ら出てきたところが給餌のチ
ャンスです。焦らずにじっくりと。一番大切なのは給餌を行うタ
イミング。ただし確実に餌を食べ始めている個体を入手するの
がベストです。
※かめぢからでは餌食いを確認していない個体の販売はいたしませんが、上記に関する質問が非常に多いため
今回コツを掲載いたしました。環境に慣れてくればカメは餌の時間になると自ら出てきて餌くれダンスをします。
水苔を使った飼育の楽しさはここにあります。配合飼料をシャカシャカ振る音に反応し、水苔からモコモコ起きて
きて餌に突撃してくるハコガメ。この動きはすごいです。
さらにハコガメ飼育にこだわりたい方はハコガメプレートを使いましょう!

ハコガメプレートらくらくタイプ(左側画像)。水槽とセットで水場がぴったりと収まります。カメが出入りしやすいようにスロー
プを設置し、かなり本格的。メンテナンスも楽です。ハコガメの飼育が100倍ほど楽しくなります。
ハコガメ飼育の流れ
1, カメボスの言うとおり水苔をセットする。
2, 保温設備は完璧に。暖突と底面ヒーターを使いこなす。メタハラ設置推奨。
3, バランスの良い給餌を心がける。水皿の中で餌を食べさせ、すぐに掃除。
4, 3を毎日繰り返す。定期的に水苔全体の掃除(水槽から取り出し, 洗って絞
ってまた水槽に戻す。その間水槽もピカピカに磨く)。
5, 水苔が劣化してきたら新しい物に全交換。
最後に水苔の湿り具合について語ります。
水苔の湿り具合は飼育するハコガメ(ヌマガメ)の種類によって変えていきましょう。
ミツユビハコガメ、フロリダハコガメ、トウブハコガメ、モリイシガメ、キボシイシガメ、セマルハコガメ、マッコードハコガメなど
は湿り具合「中」です。水に浸した水苔をギュッと絞る感じです。ニシキハコガメ、ガルフコーストハコガメはやや乾燥を好
むので湿り具合は「低」です。水に浸した水苔をギュギュ〜と絞る感じですな。これらの種類は甲長10cmを超えたあたり
から多湿系のリクガメを飼うような飼育環境に移行していくと良いです(ケージにココパームを敷き、大き目の水パッド
etc....)。
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